助産師が転職を考える時に気になるポイントの一つが、求人に関する事情です。看護師と比較すると助産師は活躍できる職場が限定されており、地域に追って求人案件の量に差が生じやすい傾向が見受けられます。そのため転職を考えてもなかなか実行に移しにくいのではないかと不安を抱える助産師も少なくありませんが、実際にはそこまで求人案件が少ないというわけではないようです。実は助産師は産婦人科を持っている総合病院やクリニックからの需要が高く、ある程度人口が多い地域であれば選り好みをしない限り求人量は安定している傾向が見受けられます。
また院内助産院や助産師外来など助産師が活躍できる外来を設置している医療機関がある地域では、助産師が転職しやすい環境が整えられているところも多いようです。ただこれらはあくまでもある程度人口が多い都市部の話であり、人口が少ない地域の場合は産婦人科そのものが減少傾向になっているケースも少なくありません。このため求人の件数も少ない地域が出てきているようで、結果として助産師の転職や求人事情は地域格差が大きいということになります。そのため転職を検討している助産師は、自分が住んでいる地域の求人事情や産婦人科の割合を考慮することが必要です。このように見ていくと、助産師の転職事情や求人事情は地域によって内容が異なっていることが分かります。助産師が求人を選ぶ際のチェック項目は、<看護師からステップアップ!助産師のお仕事紹介>にも記載されているのでぜひ参考にしてみましょう。